
FAIRWEATHERのALL ROAD HUB.
たくさんのチャレンジが詰まった商品なので、裏話をブログに残しておこうと思います。
気づけばトラックホイールと同じくらいディスクブレーキ対応のホイールを組むようになりました。
日々組む割に、ミドルグレードのハブがすっぽりないことにも気づきました。
中価格帯があることによって、無闇にハイグレードのパーツを使わなくて済むし、かといって安価なものを消去法で選ばずに済む、納得感が感じられる必要なレンジだと思います。

唯一VELO ORAGEのディスクハブはとても有力で使いやすいですが、スポーティなアプローチであったり、非クラシックな路線で自転車を組み立てるときに使うか悩む….なんて四六時中自転車のこと考えてるからこそのフェチもあったりします。
ちょうど良いハブを仕入れようにも、どこを見渡しても好みのデザインと出会うことができなくて、とうとう自分で設計してみようと思い立ちました。
初めてのハブシェルデザイン簡単じゃなかった…
動き出したのは2025年の4月、結局設計が承認されるまでに半年くらいは費やした気がします。

左右非対称のフランジデザイン、ノンドライブサイドにはスポークテンション、ブレーキの負荷に配慮した設計になってますが、まだデザイン画になっただけ。
いくつかの問題点を解決して製品サンプルへと進みます。



サンプルが着弾してからは、400kmに及ぶロングライド、オフロード走行、ホイール組を繰り返し、社内フィードバックを回収ししました。

クイックリリースとスルーアクスルが変更できるようにしたのも社内のフィードバックから。

ちょっと脱線。
海外工場でも研磨作業を請け負ってくれる工場がどんどん減っていて、シルバーの部品を作るのがどんどん難しくなってきています。
各社パーツが黒に偏るのも、コンポーネントメーカー最大手も黒いパーツが増えてるのも研磨の問題から。
そんな状況でもDIA-COMPEや、NITTO、MKSがシルバーの部品を作り続けてくれること、本当に感謝しなければなりませんね。

発売にこぎつけるまでに、気づけば1年。
オリジナルハブデザインから始まって、ハブの細かい仕様に至るまで結局拘ってしまいましたが、良い品質を、良いデザイン、良い価格で実現できたんじゃないかなと思います。

オンラインストアでもALL ROAD HUBを用いた完組ホイールを増やしてくれています。きっといい選択の手助けになるはず。
僕ひとりの気持ちから始まったオールロードハブですが、結果たくさんの仲間に助けられました。
助けられた分、うんといい商品になってるので、ホイール組む時とか、自転車組むときに一度思い出してもらえたら嬉しいです。
それでは!