僕達ブルーラグ、
そして働いてる多くのスタッフにとってトラックバイクは特別な存在でトラックバイクに触れた事で、
刺激されて、体験して、学んで、成長して、今があるスタッフが多く居ます。
というのは幡ヶ谷店長デジさんが少し前に書いた、
こちらのブログの一文なんですが。
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これはBluelugの0→1をつくったあぜみさんをはじめ、
多くのパイセンスタッフはもちろん、そして自分自身も例に漏れずでして。
十数年前にふとしたタイミングで目にしたMASH SFのムービーによって人生の全てを狂わされました。
それをきっかけに一般的にはそこそこ安定していた会社を辞め、
好きなことを職業にしたもののはじめの数年の産みの苦しみの中で刺激されて、体験して、学んで、成長して、今があります。
それくらいトラックバイクは自分の人生の中で最も大きな衝撃を受けたモノのひとつ。

そしてこの僕が大好きな自転車カルチャーにはトラックバイクをはじめとした”モノ”と並列して”ヒト”に惹かれるカルチャーでもあります。
このカルチャーにおいては自分の中のスターがたくさん居て、マウンテンバイクムーブメントを生み出したTom RitcheyやJoe Breeze(上の写真)、
個人的にハンドメイドのフレームを作って頂いたRock LobsterのPaul Sadoffさん(上の写真)やA.N.TのMike Flaniganさんらは大括りでは長嶋茂雄のような”上”の世代。
バイクムーブメントの黄金期をリアルタイムに最前線で張ってきた、人生の一切合切を自転車に注ぎ込んでシーンの変遷をその目で見てきた生き証人たち。
世代的にはそれよりも少し下の世代で上記の人たちをリアルタイムで見て影響を受けて育ち、現在進行形で自分が憧れている人ももちろん居て、
その内のひとりは彼です。
たびたびこのブログでも登場、RITCHEYで働くFergus Tanaka(彼は日本にルーツがある)。
何を見てはじめてファーガスを認知したんだろう?
もう思い出せないくらい昔にインターネットの海で見かけ、陰ながらチェックしていた人のひとり。
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過去メッセンジャーとして働き、いちレーサーとしても名が知れ、現在は老舗バイクブランドであるRITCHEYに身を置く彼。
自分の思う格好良いサイクリストって、人柄、自転車への造詣の深さ、そして”乗れる人”でありその人自身を印象づける”スタイル”があること。
ファーガスは全てを兼ね備えている人で、自分の中の「こんな人になりたい!」と憧れる対象なんです。
2024年のMADE現地ではじめて本人見た時( やべぇ!ファーガスだ!)って人知れず緊張して、
マジで震える手で握手したのは人生の1ページに色濃く刻まれています。
言わずもがなトム・リッチー御大も身震いした。
もうリッチーご本人くらいまでいくともはや現実味すらないレベル。
シーンを象徴するアイコニックな人物ではあるけど自分くらいの世代にとってはほぼ神話みたいなものだから。
そんなトムとファーガスとこんにちはした後に見つけたGarden City、彼が乗るプロトの一台を見て、思わずびっくり。
RITCHEYがトラックバイクを作るなんて!
これが製品となってローンチされ、ろくに宣伝もされない内にあっという間に完売してしまったのは事件に近い現象だと思う。
ファーガスをネットで見た最も古い記憶だと使い込んだ黒いZO bagsを背負って、
カラフルなヘルメットを被っている絵だった気がするのですが、今の姿を見てもあんまり変わらない!!!!笑
ZO bagはその昔に見たやつと一緒のを20年ほどと長らく背負っているそう。
これぞメッセンジャーバッグ。
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自分の印象の中で昔と違うところといえばブルベに熱中していることでしょうか。
最も深い歴史を持つブルベの最高峰のひとつParis Brest Parisの2023年大会(4年に1回)、
66時間という途轍もないスピードで1200kmを駆け抜けたファーガス。
そんな彼の影響もあって今ブルベを楽しんでいる自分がいます。
ここ数年気になってはいたものの本当に参加を決定づけてくれたのは、
一昨年に来日して会食した際にブルベについてQ&Aをぶつけた一幕があったからだと思います。
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バンクを猛スピードでパワフルに駆けるトラックレーサーとしても、
トラフィックまみれの街中を颯爽とすり抜けていくメッセンジャーとしても。
両輪でトラックバイクと長年向き合ってきたファーガスがデザインした1台となったらGarden Cityに乗りたいと思うのはそりゃ自然な流れなわけで。
ぶっちゃけ入荷してきたらいの一番に乗ろうっと!と意気込んでいたのですが、
それまでRITCHEYとひたむきに向き合ってきたデジさんが乗り出すのをみて、
パイセンが乗るなら気まずいぜぐぬぬ、、、と思いその時は見送ったわけです。
そしてこの度Bluelugが20周年になるからとこのGarden City別注の話があるとかないとか、
僕のような下々の民に情報がリークされた時には小躍りしたわけですよ。
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Garden City (S)
そんなMy Garden Cityはこちら。
職業柄、そして趣味柄トラックバイクのパーツは気づいたら無限に持っていたので、その中から流用する形に。
どんなトラックバイクであれ、やっぱり組んでいる時はとっても楽しくて、
わからないなりにはじめての1台を自分の手でカタチにしたエモーショナルなあの日の気持ちがブワーッと蘇るんですよね。
それまでトラックバイクは何台かに渡って乗ってきましたが、
直近のバイクはどちらかというとカジュアルな乗り方にハマる乗り味。
この1年前後はロングライドがわりかし多くなったこともあって、
トラックバイクとしては真逆の属性にあたる”身体の疲れなさ””快適さ”に振ったモノを好んでいたのですが、
このガーデンシティは芯のあるトラックならではの踏み心地、「あぁ、トラックバイクってこの感じだったよね」と久しぶりでギャップがあったはず、
けれどスッと身体に染み入るフィーリング、踏めば踏むだけ進む、むしろどんどん踏まないと!と思わせるスピード感ははじめて手に入れた競輪を思い出させてくれます。
けれど街中でもしっかり乗りやすい快適さとのバランスは流石、ザ・トラックバイクなピーキーな感じは皆無です。
体格的には172cm、股下80cm、サドル高69cmでこのバランスで乗っています。
ステム長さはこの状態では120mm(後に110mmにした)。
このステムとシートポストのバランスならぶっちゃけもう1個上のサイズでも乗れそうと思っちゃうのもあるのですが、
もう1個上のサイズにするとトラックバイクならではのハンドルとサドルの”落差”が作れなくなってしまうのもありSサイズが自分にはぴったり。
ちなみにS→Mでヘッドチューブが25mm程度長くなります。この状態でコラムスペーサーはステム下15mm。
もしMサイズを選んでしまった場合自分にとってのトラックバイクでポジションが成立する落差が作れなくなってしまうので、
言葉の響き的に小さめに感じちゃう”S”ですが、自分にとってはちょうど良いです。
逆にどちらかというとカジュアルめに乗る、サドルとハンドルの落差は不要と思う同体格の方はMサイズの方が良いと思います。
この自転車を中心にした生活が日常になって久しいのですが、乗りたい自転車に気兼ねなく乗れて、
海の向こうに居るレジェンドに会えたり、好きなものに囲まれて働き、暮らし。夢が叶いまくっていて俺の人生やべー!ってたまに思います。
20歳の自分は今の自分の生活を見たらどう思うんだろう?
コイツ自転車に毒され過ぎだろ、、、ってドン引くのだろうか?(今の自分ですら思ってるけど)。
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BlackMountainCyclesのバイクは設計やデザインだったり、乗り味など機能的な部分が好みで数台所有しているのですが、
でも結局それを選ぶのってやっぱりデザインする人であるMike Varley氏に惹かれて手に入れましたし、
はたまたRivendellを手に入れる時って創始者であるGrant Petersen氏が生み出す独特な世界観に惹かれてでしょうし、
なにか心惹かれる時って詰まるところそれを心血注いでデザインして生み出す、
意識せずともモノの奥にあるその”人”を見て心惹かれているんだと思います。
“Fergus Liamが生み出したから”心惹かれたこの1台。
もし自分の出来事年表のようなものがあったらばひとつの”変”として刻まれる1台だろうなと。
そんなバイクってこれからの人生何回出逢えるんだろうか?
と、思う常日頃です。




















